
環境基本理念
日本バイリーン株式会社は、地球環境の保全が世界の最重要課題である事を認識し、企業活動の全てにわたって環境の保全に配慮し、環境に調和した技術・製品を提供し、社会の発展に貢献します。
(1999年1月1日制定)
環境方針
- 地球環境の保全を経営の重要課題と位置づけます。
- 国及び国際的な環境関連の法規制を遵守するとともに、自主的に管理基準を制定し、効果的な活動を推進します。
- 事業活動によって生ずる環境への影響を的確に把握し、環境目的・目標の設定と定期的な見直しを繰り返し、汚染の予防と継続的な改善を図ります。
- 持続可能な循環型社会の構築に向け、省資源、省エネルギー、廃棄物削減などの環境負荷低減活動を技術面、管理面で向上させます。
- 新製品、新技術の開発に当たっては、原材料の選定や生産・流通・使用・廃棄に至るライフサイクルにわたり、環境に配慮した評価を行い、環境負荷の低減を図ります。
- 教育や社内広報活動などを通じて全社員の環境意識を高めるとともに、地域社会、行政などへの情報発信とコミュニケーションに努めます。
(2005年4月1日制定)
フロイデンベルグ・グループのサステナビリティ
サステナビリティは、フロイデンベルグ・グループの全ての活動において重要な役割を果たしています。私たちは、将来の世代のために地球を守ることにコミットしています。廃棄物や排出物を最小限に抑え、水、エネルギー、資源の利用を最小限に抑えること。これらを達成するため、私たちは、常にプロセスを最適化し、お客様にとってサステナブルな製品を日々開発しています。
フロイデンベルグでは、エネルギー消費量の削減、電化の推進、グリーン電力の購入および自家発電などにより、遅くとも2045年までにカーボンニュートラル※を達成することを目指しています。これまで培ってきた製造業としての専門知識と技術革新力を生かしこの目標達成を目指します。
※Scope1、Scope2
サステナビリティへの二つのアプローチ
フロイデンベルグ・グループでは、二つのアプローチ方法による地球環境保全活動を推進しています。
まず一つ目はエネルギーと材料を効率的に使用することで、私たち自身の事業活動による環境負荷を継続的に最小化することです。(Footprint)
そして二つ目は環境負荷の少ない製品とサービスをお客様に提供することで、私たちの持続可能な社会への貢献を最大にすることです。(Handprint)
Footprintの最小化とHandprintの最大化、この両面に取り組むことによりサステナブルな社会の実現を目指しています。

Focus
五つの重点領域
Materials
マテリアル・資源
資源効率、リサイクル原料、再生可能・代替原料、製品寿命終了時の取り扱い
Waste
廃棄物
廃棄物の取り扱い
Energy
エネルギー
エネルギー効率、
再生可能エネルギー
Emissions
排出物
大気汚染、排出物
Water
水資源
水質汚染、水の使用
Approach
当社グループの取り組み
環境負荷を減らすための取り組み(Footprint)

リサイクル繊維の使用
当社グループでは、グループ内で生産したリサイクル原料を使用した繊維から、一部の製品を生産しています。自動車天井表皮材や内装材などはその代表例です。


フロアマットの端材の再利用
自動車用フロアマットの製造時に発生する端材のリサイクルに取り組んでいます。端材から合成ゴムであるSBS(スチレン・ブタジエン・スチレン)を分離する設備を当社グループの一部の工場に導入し、分離したSBSの再利用を行うことで廃棄物を削減しています。


省エネルギーの取り組み
当社の東京工場、滋賀工場では、製造設備のエネルギー使用効率の改善の取り組みを継続的に行っており、シャットダウンマネジメントや蒸気漏れの防止などの取り組みにより、エネルギー使用量を継続的に削減しています。また、消費電力削減の一環として、工場やオフィスにおいて積極的にLED照明を導入しています。


ソーラーパネルの導入
当社グループでは、メキシコ、中国などに位置するグループ会社において工場建屋へソーラーパネルを設置、太陽光発電を稼働させています。作られた電力は、製造ラインの電力として自家消費しています。


水の循環利用・効率利用
不織布の一部の製法には、水が欠かせません。当社では、水を必要とする製法において、利用する水を自社設備でろ過し複数回循環利用しており、水資源への負担軽減に取り組んでいます。また、使用後の水は各地域の基準にのっとり、適切に排出しています。

事業を通じた貢献(Handprint)

車載用二次電池用セパレータ
極細繊維および高強度繊維を使用した、当社の極薄セパレータは、ハイブリッドカーに搭載されている電池内で、正極と負極の絶縁体(セパレータ)として使用されています。当社の高性能セパレータは、燃費性能が高く、排気ガスの発生が少ないエコカーの普及を支えています。


分離膜支持体
家庭や工場から排出された水は下水処理場でさまざまな方法により浄化され、再生水として利用されたり、川や海に戻されたりします。排水の処理方法の一つであるMBR(メンブレンバイオリアクター:膜分離活性汚泥法)において、当社の不織布が精密ろ過膜(MF膜)の支持体として採用されており、水質保全に役立っています。


リサイクル機能性短繊維生産
当社グループのファイバー事業では、使用済PETボトルのフレークや再生ペレットなどのリサイクル原料を使用した繊維を生産しています。小山化学(株)では一部の繊維製品について2022年7月にGRS認証を取得しています。GRS認証とは、リサイクル含有物や加工流通過程管理、社会および環境保全の実行、化学物質規制に関する第三者認証の要件を設定するアメリカのNPO法人Textile Exchangeが定める国際的な自主基準です。

日本バイリーングループISO14001取得状況
- 日本バイリーン(株)滋賀工場、東京工場
- 小山化学(株)
- バイリーンクリエイト(株)
- Korea Vilene. Company, Ltd.
- Tianjin VIAM Co., Ltd.
- VIAM Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.
- VIAM Europe GmbH
- VIAM Manufacturing, Inc.
SDGsとの連動





Environmental Initiative
環境への取り組み
Environmental Report
環境報告書





