天井表皮材として開発された高意匠製品

自動車用天井表皮材として採用されている、当社のプリント不織布。天井表皮材には編み物素材もありますが、当社は不織布の特性を生かし、価格競争力と高いデザイン性を両立させたプリント不織布を天井表皮材として開発、提案し、今までさまざまな車種に採用されてきました。

当社は2011年の発売以来、技術の進化を重ね、現在ではニーズに応じて、グレードや特色ごとにラインアップを行っています。過去のデザインのリバイバルや不織布らしさを生かしたタイプから始まり、微細なプリントを施したタイプ、凹凸感を施したタイプ。そして見た目だけでなく、触り心地にもこだわった人工皮革のような滑らかで上質な質感を実現したプリント不織布は、従来の不織布とは一線を画す触感を持ち、“ニューファブリック”と呼ぶにふさわしい新しい素材となっています。

自社でデザイン設計やプリントペーストの配合が可能

当社では、自社で柄デザインの設計から、多種多様なプリントペーストの配合、不織布の製造、そしてプリント加工までを一貫して行う技術と設備を備えています。この体制こそが、さまざまなタイプのプリント不織布の開発を実現できる鍵となっています。

もともとプリント技術は、意匠性の向上を目的として発展してきましたが、現在では機能性薬剤や粒子をプリント液に配合することで、消臭・撥水・滑り止めなどの機能を付与することも可能となっており、プリント技術による不織布への付加価値付与の可能性はますます広がっています。

(加工例)VOC吸着材を表面に付与

また、当社の天井表皮材には、グループ会社である小山化学(栃木県)によるリサイクル繊維を原料として使用しており、時代のニーズに応えるサステナブルな素材となっています。

これからも私たちは、技術をさらに進化させることで、皆様のより豊かで快適なものとする製品を生み出していきます。

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